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本と映画とあとひとつ

アマゾンプライム利用日記

長靴をはいた猫

prime video

びっくりしたにゃ♪
びっくりしたにゃ♪
びっくりしたびっくりしたびっくりしたにゃー

昔子供だった人も、まだこれ見ていない今の子供も、楽しいよ名作だよオススメだよー

井上ひさしさんの脚本、水森亜土さんの声、宮崎駿さんの作画でみんな若かったけど、最高の作品作ったなぁと感心するよ、面白い80分過ごせるよ🤣

恩田陸 蜜蜂と遠雷

Kindleセール

23日まで6割引というkindle本セールに釣られて読み始めたばかりですが

『明るい野山を群れ飛ぶ無数の蜜蜂は、世界を祝福する音符であると。』

音楽、クラシックのピアニストの物語のようですね。若い、天才と呼ばれる才能が開花するのでしょうか、ちょっとアニメを見ているような感触です。

第156回直木賞ってことで期待して読んでみましょう。

ピアノのコンテストってこんなに何次審査もあるんですね。歳をとっても知らないことはたくさんあるものです。
一次審査が終わるまで読み進みました。

タイプの違う天才肌のコンテスタント(こう呼ぶらしい)が何人か出てきて、それぞれの言葉で話しが綴られていく。

ピアノコンテストだから当然演奏のシーンが出てくる。
全くの素人ではなく、これから音楽家を生業としたいと願う者たちの演奏だ。青春を生きてる人の演奏だ。

はてさて、これは小説だから音を言葉で描写できるものだろうかと気付いたとき、
作者はなかなかに難しいテーマを選んだものだと感心した。

『深い。独創的だ。ベートーヴェンのソナタには、ところどころ興味深い解釈もある。』これは審査員のひとりのモノローグ。

『まるで、雨のしずくがおのれの重みに耐えかねて一粒一粒垂れているような』

『鳴る、鳴る。凄い。』

ふとYOUTUBEを検索してみたら、主人公の演奏曲のプレイリストが出てきたので、それをかけながら読み続けてみた。
意外と音は耳から入ってこないことに気づく。
メンデルスゾーン「無言歌集より春の歌イ長調Op.62-6」など耳はしってるけど、名前など知らないし、ドビュッシー「版画」だの、モーツアルト「ピアノソナタ第12番へ長調K332」と書かれて曲を浮かべながらこの本を読み進められる人が羨ましいよ。八代亜紀の「舟唄」ならいけるんだけどな。

いずれアニメか映画化されるだろうと予想するが、
『どうしてこんな、天から音が降ってくるような印象を受けるんだ』なんてシーンが映像化(音像化か)されたなら「ドルビーアトモス」に我が家のスピーカーを新調する理由に使えたりして。


タイトルの「蜜蜂」はわかったけれど、「遠雷」はまだちょっと謎。

今38%。 Kindle本はページ数がわからない。
二次審査の章を読み始めたら止まらなくなって寝不足になる予感。
なので、通勤時間に少しずつ進めて週末に残り一気読みが良いはず。
あぁでも面白いから寝不足の方になるんだろう。きっと。

今84%。3次予選が終わったところで審査発表はまだだ。
2次予選では予想していた者たちが落ち、予想していた者たちが残った。
3次予選を通過して本選に進めるのは6人。たぶん予想していた者たちが残るんだろう。

『全く、この天才どもめ。』アニメっぽい台詞。
直木賞のこの本が大衆受けしているとしたら、全く大衆ってやつはどうしてこう天才の話が好きなのだろう。
誰もが天才でありたかったという想いがあるのかもしれないが、ガンダムのニュータイプが受けたのはコミュニケーション能力かもしれないし、波長の合う仲間と同じ時間を共有する心地よさに憧れるのかもしれない。この本も音楽、ピアノという共有するものに対する波長が合う仲間への共感が受けているのかもしれない。

『声を掛けられた瞬間、アッというまに歳月は巻き戻され、亜夜の脳味噌の開けたことのない引き出しがパッと開くのを感じた。』
再会ってのも、羨ましい光景だ。


3次予選のシーンは、演奏家がどのような情景を表現しているのかを、聴いている者のモノローグで表す手法を取っている。曲あたりの文量も増えたので、聴き放題のAmazon musicでヒットした曲(なかなかヒットしかかったが)を流しながら読んでみた。ドビュッシー「喜びの島」はたくさんヒットしたので、いくつか聞き流してみたが喜びが伝わってこない演奏もあるなと感じたりしたのはこの本に感化され過ぎか。息子が音楽教室の発表会で演奏した時、ほとんど小中学生だったところに高校生男子がひとり演奏したら音がでかくて感心した事を思い出したりもする。

『他の三人のシルエットを痛いような気持ちで見つめていたこの時をずっと覚えているだろう』

さてさて、若い天才たちの希望あふれる話がいよいよ佳境であります。おそらく相当数の楽曲を聴いた著者がそれぞれに感じた解釈を展開しているわけで、その解説では始まり方も終わり方もきちんと書かれているのだから、この本そのものもきちんとした終わりがあるのでしょう。残り20%、ここまで懐かしい、ここち良い共感と共に読んで来られたので終わって欲しくないと思いながらも読まずにはいられないこの矛盾。面白いですねー。
「遠雷」はまだちょっと謎。本当にどう終わるのでしょう。楽しみだ。


初めて読んだ恩田陸作品は「夜のピクニック」。
第2回(2005年) 本屋大賞受賞と聞いて読んだら面白かったけど、それからもう12年も経ったんだ。
まだの方はこちらもおすすめ。

夜のピクニック(新潮文庫)

夜のピクニック(新潮文庫)

多部未華子主演で映画にもなったね。

夜のピクニック

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